活動報告

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「両国・深川散歩」(2010.02.28)

すかっ、と抜けた青空に恵まれた。折からの強風に雲が留まっていなかったおかげだ。3月21日、春分の日に「両国・深川散歩」を楽しんだ。総勢12名が両国に集まった。桐山副理事長と大岩事務局長、新潟から1人、九州から8人、そして私は東京からの参加だ。

このあたりを歩くと髷も結えぬ力士の一人や二人に必ず出くわすはずだが、今日は鬢付け油の残り香さえ見当たらない。名古屋場所の真っ最中なのだ。それゆえ国技館はイベントに使用されており、残念ながら見学がならなかった。国技館の付属施設「相撲博物館」には、錦絵や番付、化粧回しなどが飾られている。他県から参加の方はチャンスを逃したことになる。

かわりに、といって案内してもらったのが、江戸東京博物館手前の都下水道局の壁面に描かれた日本橋界わいの様子。『熙代勝覧』からの書き抜きだ。江戸東京博物館には何度も足を運んでいる。にもかかわらずこの壁面に描かれた江戸の暮らしの絵は見ていなかった。案内を引き受けてくださった桐山副理事長の説明が続く。どんどん引き込まれていく自分がいる。

江戸東京博物館にて・熱く語る桐山副理事長回向院、吉良邸跡、勝海舟生誕の地、芭蕉記念館・・。桐山副理事長の足は早い。ちょっとぼんやりしていると、後姿がもうずっと前方だ。副理事長の説明を一言も聞き漏らすまいと、みんな必死でくっついていく。どんな質問にも丁寧に、しかも詳細に答えてくださるので副理事長はずっとしゃべりっぱなしである。

清澄庭園に着き、やっとベンチに座ることができた。すると見学を終えたらしい年配のご婦人が、ちらりと満員のベンチに目をやる。すかざず「こぶし腰浮かせ」で一人分の席ができ、そのご婦人はゆっくり腰を下ろすことができた。自然に実践はさすがだ。

副理事長の話に引き込まれて、あっという間の3時間が過ぎた。江戸の一部を垣間見ただけだが、こういう現地学習は心にしみる。事務局は大変だと思うけれど会員の志を高めるいい機会だ。副理事長にそして大岩事務局長に感謝するとともに、遠くから参加した方たちにも頭が下がる。皆様ありがとうございました。最後に、反省会場の「おおぎ」の料理がたいへん美味しかった事を付け加えておきたい。ご馳走様でした!

会員NO.432 田中英江

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